訶梨勒(かりろく)

今日こそ天気が良くなると思ったら、夕方から雨。
夜には雨の上に寒くなった。
春用コートに変えて出社したので震え上がった(--;

ここのところ天気が冴えず、この方も朝ベランダに出てもすぐに戻ってくる。
20100326blog1.jpg
「だって寒いし・・・」←この方、一応長毛種なはずだけど。

さて、今週もやっと週末。
しかし、今日、母から「もう死ぬかも」と電話があって仰天。
会社を早引けし、駆けつけた。
ひどい頭痛と耳からの圧迫感が波のように襲ってくるのだという。
とりあえず、様子を見る。夜には治まってきたが、まだ圧迫感や頭痛は時折襲ってくるようだ。
明日以降検査だ。
心配だ。
・・・が私からは手の出しようがない。今は何も無いことを祈るのみ。

だからというわけではないが、釈迦に関する話題を。
先日行った長谷川等伯展。どれもすばらしい作品ばかりだったがその中の「大涅槃図」の話。
この絵に描かれている「かりろく」について書いてみる。

まずは京都本法寺の重要文化財「大涅槃図」
20100326blog3.jpg
引用:http://www.kujhoji.or.jp/get.kouwa/newpage5.8.htmよりお借りしました。

表装を含めると、縦10メートル、幅6メートルの大作。
絵の裏には、日蓮上人と祖師たちの名、本法寺開山の日親上人以下日通上人までの歴代住職、養祖父母や養父母、
26歳で早世した長男久蔵など等伯一族の名が記されており、等伯の祈りがこの絵に込められていると言われている。

等伯は能登の仏絵師の時代にも涅槃図を書いている。

20100326bolg.jpg
引用:http://www.nanao-cci.or.jp/tohaku/big/6.htmlよりお借りしました。

涅槃図は釈迦が入滅する場面を描いた仏画で、釈迦を中心に入滅を悲しむ仏弟子、鳥獣などが細かく表現されている。
等伯だけに限らずたくさんの画家が取り上げたテーマとも言える。
この絵に描かれている樹木は沙羅双樹(さらそうじゅ)で、この樹木の左側に袋らしきものが描かれている。
これが訶梨勒(かりろく)。
涅槃図は「釈迦が涅槃に入ったことを知った釈迦の母 麻耶夫人が天上から駆けつけ、
袋に入れた訶梨勒の実を投げるも、沙羅双樹の木に引っかかり届かなかった」という様子を描いたものらしい。

なぜ「訶梨勒(かりろく)」を取り上げたかというと、実はこの訶梨勒という飾りを茶室に置くことがあるのだ。
私が行く茶室には、正月の初釜の時に床柱(とこばしら)に釘を打ち掛けてあった。
その時の写真を探したのだけど、今のところ見つからないので他のサイトで見つけた似たようなものを載せておく。
kari-yosi2.jpg

もともと訶梨勒とは薬用の果実の名前でインド原産のシクンシ科の植物のこと。
その実は芳香を発するところから、室町時代より好んで書院の床飾りなどに用いられてきた。
実を模した袋に12個(12ヶ月を意味する)の訶梨勒の実を入れ、陰陽五行を表す五色の組紐で稲穂を編み四季を表す。
諸病を治すという効力を尊び、無病息災や邪気払いに用いたと言われ、お正月や慶事に床の間にかけられる。

正月に限らず、みんなの健康・長寿を祈る時に掛けておきたいものだと思う。
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Tag:お茶のこと  Trackback:0 comment:2 

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